外壁の隙間にあるコーキングには、実は寿命が存在しています。
そのため、普段何気なく外壁を見ていてコーキングが劣化しているように感じた場合に、修繕がや補修が必要な場合があるのです。
そこで今回は、コーキングの劣化原因と劣化症状をご紹介します。
□コーキングの劣化の原因とは
・コーキングの剥離や亀裂
外壁は、日々の温度や湿度の変化によって膨張と収縮を繰り返しています。
それによって、コーキングにダメージが蓄積し、切れたり剥がれたりしてしまうのです。
・可塑剤が流通するシーリング材の硬化
シーリングに含まれている可塑剤は、紫外線や雨風の影響で溶け出て表面に現れます。
着色剤が含まれている場合は、表面がべたついて汚れているように見えることも。
・チョーキング現象
紫外線や雨風によって亀裂やひび割れを起こしたコーキング材を放置していると、弾力性がなくなって白い粉のようなものが表面に出てきてしまいます。
これをコーキング現象といい、既にコーキングがパサパサになっている状態のことです。
□コーキングの劣化症状とは
*肉痩せ
コーキングの厚みが薄くなってきている場合は、劣化しているといえます。
外壁を手で触ってみて、外壁とコーキング部分の段差を感じ入るようであればメンテナンスを行ってくださいね。
*ヒビ
表面に細かい線が入っていないかどうか、経過観察を行ってくださいね。
*剥離、破断、欠落
サイディングボードに隙間が空いていたり、コーキングが裂けてしまったり、取れて中が見えてしまっている状態になっている場合は、危険な状態です。
劣化してコーキングに隙間や穴が空くことで、雨水や汚れが直接家の中に侵入してしまいます。
これらが直接侵入してくると、家の躯体が腐ったり、サイディングボード自体が水分を吸収して反り返ったりするため、家自体が劣化してもろくなってしまいます。
補修の期限目安としては、剥離症状は遅くとも半年以内、破断や欠落症状の場合は今すぐにでも補修をしなければなりません。
補修の際は、一度既存のコーキングを剥がして新しいものを充填するコーキングの打ち替え工法で補修します。
□まとめ
住宅の外壁と外壁の間を保護しているコーキングは、さまざまな原因によって劣化してしまいます。
また、劣化症状には「肉痩せ」「ヒビ」「剥離・破裂・欠落」などがあり、肉痩せとヒビのみではすぐに補修する必要はありません。
しかし、剥離の場合は遅くとも半年以内、破断や欠落の場合は今すぐに補修作業が必要です。
当社は地元密着でお客様に満足いただけるよう施工いたしますので、 さいたま市・東松山市周辺でコーキングの劣化について悩んでいる皆様からのご連絡をお待ちしております。