シート防水は、建物の中で安全に生活を送るための重要な対策です。
しかし、一度も対策をしたことがない方も少なくありません。
そこで本記事では、そもそもシート防水とは何かと、シート防水のメンテナンスをいつ行えば良いかについてお伝えします。
□シート防水とは?
シート防水とは、下地の上に塩化ビニール製やゴム製などの防水シートを敷き詰めて固定し、防水性を形成する防水工事のことを言います。
シート防水の最大のメリットは、工法によっては下地の影響を受けにくいことです。
また、短期間で施工できる点もメリットとして挙げられます。
ただし、狭い場所や複雑な形状の場所への施工は、逆に時間がかかり、シートの隙間から漏水するリスクも高まるので注意が必要です。
加えて、機械を使う工法であれば作業音が気になる場合もあるので、密集地や集合住宅での施工の際は事前に周囲に説明するようにしておきましょう。
□シート防水のメンテナンスはいつ行う?
ここでは、シート防水をメンテナンスするべきサインを3つ紹介します。
*シートのひび割れ
塩化ビニール製のシートには可塑剤を使って柔軟性を出し、カットといった加工がしやすいようにしています。
しかし、年数が経つと可塑剤が気化し、シートが硬化してしまうので、ひび割れしてしまうことがあります。
*塗膜の剥離
シート防水には紫外線による劣化を防ぐために、トップコートを塗布しています。
5~10年ほどでトップコートの寿命を迎えるため、それ以降はひび割れや剥離が見られる可能性が高いでしょう。
*苔や藻の発生
苔や藻は北側で、なおかつ水はけが悪い箇所に発生しやすいです。
特に、トップコートの経年劣化により水分の滞留時間が長くなると発生してくるのでメンテナンス時期の目安になります。
上記の3つのほかにも、メンテナンスするべきサインがあるので、心配な方も多いでしょう。
当社では、保証期間中であれば定期的に訪問して無料点検サポートを行っているので、ご安心下さい。
□まとめ
シート防水とは、防水性を形成する防水工事のことです。
下地の影響を受けにくかったり、短期間で施工できたりなどのメリットがある一方で、狭い場所や複雑な形状の場所への施工に時間がかかることや機械を使う工法であれば作業音が気になる場合があることなどのデメリットも存在します。
また、シート防止をメンテナンスするべきサインとして、「シートのひび割れ」「塗膜の剥離」「苔や藻の発生」の3つを紹介しました。
これらの症状が見られたら、少しでも早くメンテナンスするようにしましょう。
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