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屋根塗装とカバー工事を徹底比較!失敗しないために!

 2020年12月2日

屋根は、家であなたが心地よく生活するために、最も重要な場所といってもいい部分です。

屋根が傷んでしまうと雨漏りになり、家全体に悪影響を与えてしまいます。

今回は、屋根をリフォームする時によく聞く「屋根塗装」と「カバー工事」について、詳しくお話ししていきます。

それぞれの特徴をしっかりと理解することで、あなたのお家にはどちらの工事が適しているかが分かります。

どうぞぜひ最後までお付き合いください!

屋根をリフォームしたい!知っておきたい2つの方法

屋根塗装

屋根のリフォームをするのに、一般的な工法は2種類あります。

一つ目は、既存の屋根を塗装する方法で、二つ目は、既存の屋根材の上に新たに屋根材を葺いていく方法で「カバー工事」と言います。

ここでは、それぞれ二つの代表的な工法について、詳しく解説していきます。

【屋根塗装】

屋根

こちらは単純に、既存の傷んだ屋根の上から塗装する方法です。

スレート瓦やセメント瓦、トタン屋根などの金属屋根には塗装をすることができます。

屋根用塗料には、耐候性・耐UV性・耐候性・遮熱性に優れた様々な種類があり、屋根材によってそれらを使い分けます。

では、屋根塗装はどのような手順で進むのでしょうか?

こちらが具体的な手順です。

足場設置

現場の安全性を保つのに必要になります。

   ↓

屋根の高圧洗浄

屋根についた藻や苔、カビを高圧洗浄機で洗い流します。この工程は少々の雨なら作業可能です。

   ↓

屋根の下塗り

下塗りをすることで、屋根材と塗料の密着性が高まります。

   ↓

タスペーサーの設置

屋根材同士が塗料でくっついてしまうのを防ぐために、タスペーサーというパーツを挟み込みます。※スレート瓦の場合のみ

   ↓

屋根の中塗り・上塗り

屋根は下塗りと合わせて3回塗装することが基本です。

   ↓

足場解体

足場を解体撤去して、工事完了です。

【カバー工事】

屋根カバー工法

元々、屋根塗装が主流でしたが、近年塗装と同じくらいよく用いられるのが「カバー工事」です。「重ね葺き」とも呼び、既存の屋根の上から、軽量の金属系瓦を葺くことで、家を雨漏りなどから守ります。

金属系瓦とは、主にアルミニウム鋼板やガルバリウム鋼板でできた屋根材のことで、これを既存屋根に被せるように設置します。

屋根材を葺き替える場合と比べると、解体費用や処分費用がかからない分、かなりコストを抑えることができるのも特徴です。

では、カバー工事の基本的な手順を説明します。

足場設置

現場の安全性を保つのに必要になります。

   ↓

棟板金の撤去

屋根の一番高い部分(棟)についている部品を撤去します。

    ↓

防水シート張り

雨水の浸入を防ぐための防水シートを、既存屋根全体に敷きます。

   ↓

屋根材・棟板金の設置

屋根材本体を葺き、棟板金やその他オプション部品を設置します。

   ↓

足場解体

足場を解体撤去して、工事完了です。

屋根塗装とカバー工事、メリットとデメリットは?

屋根塗装とカバー工事についてはお分かりいただけましたか?

それぞれ全く違う方法で既存屋根を綺麗にすることができます。

では、それぞれのメリットとデメリットは何でしょうか?

ここでは、屋根塗装とカバー工事、それぞれのメリットとデメリットについてお話ししていきます。

※アスベストを含んだ屋根材… 2004年以前に生産されたスレート瓦には、アスベストが含まれている可能性があります。
※旧耐震基準の住宅… 1981年以前に建てられた住宅のこと。1981年に建築基準法の耐震基準が大きく改正されました。

屋根塗装は、カバー工事に比べると安価なことが最大のメリットです。

また、色の選択肢も多いため、好きな色に屋根を変えることができ、塗膜が乗るだけなので、家への荷重もかかりません。

しかし、外壁塗装と同様に耐久年数は10年ほどで、長期的に考えるとコストがかかってしまいます。

また、既に雨漏りしている屋根に塗装をしても、完全に雨水の浸入を防ぐことはできません。

比較的新しいお宅で、まだ屋根材がそれほど傷んでいない場合には、屋根塗装で十分に対応できます。

カバー工事は既存の屋根を覆ってしまうため、既に雨漏りしている場合でも有効です。

また、古いスレート瓦にはアスベストが含まれていることもあり、そういった場合でも、アスベスト飛散防止につながります。

塗装工事に比べると短期的なコストはかかりますが、カバー工事に使われる屋根材は焼き付け塗装を施されているため、30年程度塗り替えする必要はありません。

ただし、新しい屋根材分の荷重がかかるので、古いお宅の場合は注意が必要です。近年は屋根材が軽量化し、荷重は少なくなっているものの、耐震に問題があっては大変です。設計士さんなどに耐震診断を受けた上で、施工できるか決めます。

また、カバー工事は新しい屋根材を既存の屋根下地に釘を打ち付けて止めるため、屋根下地が傷んでいる場合には設置することができません。

そういった場合には、既存の屋根材を全て撤去し、屋根下地からやり替える必要があり、費用もさらに高くなります。

屋根塗装とカバー工事、結局どちらがいいの?

今回は、屋根塗装とカバー工事について特徴や手順、それぞれのメリットデメリットについてお話ししました。

屋根塗装とカバー工事、それぞれにメリットデメリットがあり、どちらの工法を選べばいいか悩ましいですよね。

どちらの工法がいいかは屋根の状態などによって変わります。

屋根を10年以上全くお手入れしていないお宅や、雨漏りが心配なお宅の場合は、ぜひ一度当社にお問い合わせください!

しっかりと屋根を診断し、お宅にあった方法をご提案させていただきます。

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